職場内でのコミュニケーションは友達や家族とのコミュニケーションとは違う面が多くあります。ここでは、職場内ならではのコミュニケーションについて説明します。
チームの構築
職場は言い換えると「チーム」です。職場の担当によって違いがありますが、一つの目標に向かってみんなが同じ方向を向くことが必要です。
そのためには、リーダーシップとメンバーシップが大切になります。
リーダーシップはよく聞く言葉だと思います。リーダーはチームのトップに位置し、チーム内のメンバーを引っ張っていく役割があります。
その役割のことをリーダーシップと呼びます。
それに対して、メンバーシップという言葉があります。
これはチームの一員として、やるべきことを責任感を持って遂行する役割です。
いいチームはリーダーとメンバーがその立ち位置を正しく理解し、目標に向かって全員が協力しあって進んでいきます。
チームがバラバラになってしまうこともあります。引っ張っていくリーダーにその資質がなく、チームをまとめることができないのが原因になることもありますが、実はメンバーに原因があることも多いです。
リーダーを意図を正しく理解できず、協調性を取ることができないメンバーがいると、チームとしてのまとまりがなくなります。
いいチームを構築するためには、リーダーシップとメンバーシップを正しく理解し、適材適所で人材を配置することが必要になります。
ホウレンソウの徹底
職場の組織は上司がいて部下がいることが普通です。
仕事の指示は上司から部下へ流れてきます。このとき、支持を受けた部下には「報告・連絡・相談」の義務が発生すると覚えておきましょう。
ホウレンソウの原則
ホウレンソウは職場内の社会人として大切なことです。
以下、ホウレンソウの原則を箇条書きにまとめました。
- できるだけ早く情報を伝達する
- 上司から催促される前に行う
- 重要度や緊急度を考えて最適な伝達手段を選ぶ
- 事実を正確に伝える
- 内容を整理して相手にわかりやすく説明する
- 必要に応じで参考になりそうな資料を用意する
- 結論を先に伝え、そのあとで詳細を説明する
報告・連絡・相談をすることで、一人で抱え込まず、問題点を共有することに繋がります。特に責任感の強い人は「問題を上司に報告する」ことに抵抗がある人が多いように思います。自分で解決しようとする姿勢は素晴らしいですが、解決できなかった場合、傷口を広げることになりかねません。ささいなことでも相談する癖をつけましょう。
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